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現在出版されている日越,越日辞書はあまり役に立ちません。
役に立たないだけなら良いのですが,実際に使われているベトナム語と異なる記載が数多く見られます。
そうは言っても,国内で入手できる唯一の辞書と言えば上記の物だけです。
どうしてもと言う場合には,現地の本屋さんで買うか旅行へ行く人に頼んで買ってきて貰うと安く済みます。
著作権上の問題は良く分かりませんが,日本のものと同じ内容の辞書が1冊200円程度で販売されています。さらに例文が加わった改良版などもあります.
ベトナムの本屋さんには,小さい物から百科事典クラスの物まで,たくさんの英越,越英英辞書などが売られています。
東南アジアのインドシナ半島東岸に位置する南北に長い国、ベトナム。
ベトナム語は発音と6つある声調が難しいと言われていますが、
発音とアクセントのコツをつかめば文法は比較的易しいので上達も早いでしょう。
多くの国の文化が融合した国であるベトナム。
当然文化だけでなく言語も多くの国の言語が
融合している。
それだけに言語の法則も複雑で簡単には理解できないもの
だと思います。
しかし、複雑な社会情勢の末、出来上がった
ベトナムという国の文化に触れるためにも
簡単な会話ぐらいはできるようになりたいものです。
ベトナムの古典の多くは漢文で、辞書に登録されている単語の70%以上が漢字語といわれており、
漢字と漢字を応用した独自の文字チュノム(字喃)の交ぜ書きも行われたが、1919年の科挙廃止、
1945年の阮朝滅亡とベトナム民主共和国の成立などをへて漢字やチュノムは一般には使用されなくなった。
取って代わったものは、17世紀にカトリック宣教師が考案し、
フランスの植民地化以降普及したローマ字表記「クォックグー」であった。
植民地期にはクォックグーはフランスによる「文明化」の象徴として「フランス人からの贈り物」と呼ばれたが、
独立運動を推進した民族主義者はすべてクォックグーによる自己形成を遂げたため、
不便性と非効率性を理由にして漢字やチュノム文は排除され、クォックグーが独立後のベトナム語の正式な表記法となった。
しかしベトナム建国の英雄ホーチミン(胡志明)が漢詩文に大変秀でていたことからも分かるとおり、フランス統治下での民族主義者の中には伝統的な漢文教養を重んじる人も少なくなかったことから、現在のようなクォックグーのみを用いる表記法には異論も少なくなかった。現在でも知識人の中には次のような理由で漢字教育の復活を主張する意見が根強い